2011年 02月 14日
励まされました
去年の11月、超短期で日本に行って帰って来た後くらいから、ちょっと悩んでいました。(ミッケを始め周囲の人は気付かなかったらしいですが)
今更、と言えば今更な話なんだけど、
私ってやっぱりアカデミックには程遠いのかな
このまま研究続けて成果が上がるんだろうか
一人悶々としていた私の元に届いた1冊の本
政治学者のメチエ(LE METIER DE POLITOLOGUE)
メチエは仏語で”仕事、職業”という意味らしい、です。(Ayaさんあってますか?)
著者の猪口孝氏は国際政治学者として有名な方、最近は奥さんの方が露出が多いですね。(何かすごーーーく評判悪い人みたいですけど)
この本、15年くらい前に出版されたらしく、Amazonでも中古しか入手できないようです。
その貴重な本を送ってくれたのは、学部時代のゼミの先輩で、今は母校で教授として活躍されているH氏。
11月に母校に行った時に久しぶりにまとまった時間話す機会がありました。
多分、その時の私の言動から悟ったことがありこれを送ってくれたのでしょう。
少し前の日米関係など、興味のある内容だったこともさることながら、冒頭の”はじめに”がある意味衝撃でした。
そこに書かれていたことを引用すると
まず、
政治学とは、考える、それを表現することに執着すること
考えることが政治学の中軸
政治の軸→人を操作すること
政治学の軸→自分の頭を操作すること
↑の4点で”フムフム、なるほど”と頷いた自分。
そして、さらに次の一文にハートを打ち抜かれました。
政治学はマイペースな人に向いている学問である
ウヒョー、そうなんだ。そういえば、この本を送ってくれた人も、ゼミの恩師も、今お世話になっている母校の教授も、シンクタンクのボスも、みーーーんなマイペースだなあ。
そして、私も、小さい時からとーーーってもマイペース。典型的なB型人間。
自己中ではない、と思うけど、時として周りが見えない、というか、見えてないことあり。
それが、競技としてやるゴルフにはとても向いていると言われたこともあったっけ。
まあね、単純と言えば単純なんだけど、これで何かスッキリ心が晴れました。
お会いしたことも無い猪口先生ですが、励まされた気がしましたし、この本を送ってくださったH教授にも深く感謝します。
そういえば、以前、心の故郷”神楽坂”で”社会科学系のおなご会”を開催した時のメンツもそんな人の集まりだったかな。
その時の写真は↓
これを読んでくださっている方で私がどれかをご存知無い方はいらっしゃらないですよね。(いらっしゃったら教えてください)
この中に明日からのコペン出張の師匠もいます。
出張中はあまりマイペースでもまずいと思うけど、二人で仲良く自分たちのペースで成果を上げてきたいと思います。
by kabusledge12
| 2011-02-14 23:02
| 研究