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人生最悪のイブ

日本で大地震発生

昨日、”いつも通り”まだ寝ていたら、”珍しく”相棒に起こされる。
”大変だよ!早く、早くテレビ見て!”と。
何事?と思ってリビングに行くと、日本で東北地方を中心に大きな地震が発生したと。
私が起きた時には(日本時間午後3時半過ぎ)、既に津波の第一波も押し寄せていた模様。

”落ち着いて、多分東京は大丈夫だから”と言ってみるものの、激しく心配。
幸い、電話は簡単に繋がる。
さらに、幸い、このところほとんど伊豆で過ごしている父が用事があって東京に戻ってきていたので、母が一人になることもなかった。これでかなり安心。

CNNをずっとつけ放しにし、PCはNHKのオンデマンドに。
宮城が一番被害が酷く、岩手、福島もかなり悲惨なことになっている。
さて、自分の友人でこの地域の人はと考える。
先ず、一人。
大学時代の同級生(野球部の中心選手)が福島のいわき市にいる。
私にとっては男女の枠を越えたマブダチの一人。
それから、八戸。
以前、クロスカントリーのス国選手に帯同して青森に行った時にお世話になった方が数人住んでいる。

今現在、いわきのマブダチとは連絡がつき、”家族も含め無事”とのことでホッとした。
しかし、八戸は・・・メールに返信することが出来ないのだと理解しているけど、心配である。

時間が経つにつれて、首都圏では交通網がシャットダウンされ、”帰宅困難者”が続出していること、福島の原発の被災状況などがわかる。
東京・横浜・川崎の友人たちはどうしているだろう、徒歩帰宅中?避難所?と心配する。

そうこうするうちに、こちらも深夜になり、心配だけど、とりあえず寝ようと思っていたところに入ってきたニュース
長野で震度6の地震発生

え?!マジ?これって余震とは関係ないよね。大変だ。
今度は朝とは逆に既に熟睡中の相棒を起こす。
”大変だよ。ビッグハットも揺れてる!”
実は、今週末、長野で、アメリカ、ノルウエー、カナダの3ヶ国も参加して、要するに、去年のバンクーバーパラリンピックのベスト4チームが集結してホッケーの大会が開催中。

地震の無い国ノルウエー、みんなさぞかし不安だろうなあと思う。
幸い、参加選手は全員無事がわかりホッとしたけれど、当然今日の試合は中止。
帰国予定も変わる可能性ありとのこと。

うーーーむ。
これは日頃の行いを深く反省しないといけないかなあ@自分

今日3月12日は私の誕生日です。

私の知る限り、素晴らしい同じ日生まれの方が4名はいらっしゃるんだけどね。

地元新聞のWeb配信
# by kabusledge12 | 2011-03-12 16:09 | 日常

励まされました

少し前の話です。
去年の11月、超短期で日本に行って帰って来た後くらいから、ちょっと悩んでいました。(ミッケを始め周囲の人は気付かなかったらしいですが)
今更、と言えば今更な話なんだけど、
私ってやっぱりアカデミックには程遠いのかな
このまま研究続けて成果が上がるんだろうか

一人悶々としていた私の元に届いた1冊の本

政治学者のメチエ(LE METIER DE POLITOLOGUE)

メチエは仏語で”仕事、職業”という意味らしい、です。(Ayaさんあってますか?)

著者の猪口孝氏は国際政治学者として有名な方、最近は奥さんの方が露出が多いですね。(何かすごーーーく評判悪い人みたいですけど)

この本、15年くらい前に出版されたらしく、Amazonでも中古しか入手できないようです。
その貴重な本を送ってくれたのは、学部時代のゼミの先輩で、今は母校で教授として活躍されているH氏。

11月に母校に行った時に久しぶりにまとまった時間話す機会がありました。
多分、その時の私の言動から悟ったことがありこれを送ってくれたのでしょう。
少し前の日米関係など、興味のある内容だったこともさることながら、冒頭の”はじめに”がある意味衝撃でした。
そこに書かれていたことを引用すると

まず、
政治学とは、考える、それを表現することに執着すること
考えることが政治学の中軸
政治の軸→人を操作すること
政治学の軸→自分の頭を操作すること

↑の4点で”フムフム、なるほど”と頷いた自分。
そして、さらに次の一文にハートを打ち抜かれました。

政治学はマイペースな人に向いている学問である

ウヒョー、そうなんだ。そういえば、この本を送ってくれた人も、ゼミの恩師も、今お世話になっている母校の教授も、シンクタンクのボスも、みーーーんなマイペースだなあ。
そして、私も、小さい時からとーーーってもマイペース。典型的なB型人間。
自己中ではない、と思うけど、時として周りが見えない、というか、見えてないことあり。
それが、競技としてやるゴルフにはとても向いていると言われたこともあったっけ。

まあね、単純と言えば単純なんだけど、これで何かスッキリ心が晴れました。
お会いしたことも無い猪口先生ですが、励まされた気がしましたし、この本を送ってくださったH教授にも深く感謝します。

そういえば、以前、心の故郷”神楽坂”で”社会科学系のおなご会”を開催した時のメンツもそんな人の集まりだったかな。
その時の写真は↓

これを読んでくださっている方で私がどれかをご存知無い方はいらっしゃらないですよね。(いらっしゃったら教えてください)
この中に明日からのコペン出張の師匠もいます。

出張中はあまりマイペースでもまずいと思うけど、二人で仲良く自分たちのペースで成果を上げてきたいと思います。
# by kabusledge12 | 2011-02-14 23:02 | 研究

チューブ入りのわさび

アイススレッジホッケースウェーデン代表チーム、自他共に認める個性派揃い。
プレー中はともかく、チームで行動している時も個人主義を貫く人が多いし、普段の行動や趣味も中々面白い人が多い。

その中でもピカイチなのが ↓ の人
Jens Kask(イェンス・チャスク)

スレッジホッケーがパラリンピックの正式種目になった1994年にノルウエーのリレハンメルで行われた大会から去年のバンクーバーまでずーーーっとチームの中心選手として活躍。

そんな彼の大好物が今日のタイトル
日本のスーパーではお馴染の

チューブ入りのわさび_a0169530_23304541.jpg


私が初めてチームに出会い、帯同通訳として5日間一緒に行動した時も、誰に差し入れしてもらったのか、公式練習の初日から愛用。
とにかく、何にでもワサビ。
フライだろうとケンタッキーのチキンだろうと、みんなで出かけた焼き鳥屋さんで食べた焼き鳥にも。
とにかく、ワサビ、ワサビ。
お土産として持ち帰ったのはもちろんのこと、私が初めてス国に遊びに来た時も大量に持ち込み、その後は、日本から誰か遊びに来る度に頼んでいた。

そして、私が2度目に彼らに帯同した岡谷遠征の時。
チャスクは安曇野にある有名な 大王わさび農場 に行った。
それ以前にも、生のわさびがどのようなものかということは、かなり説明したけれど、百聞は一見に如かず、実際見てビックリしたらしい。

実家の父が伊豆に建てた、伊豆なのに山小屋風なセカンドハウス。
土地柄、周囲にはわさび畑が沢山ある。
その話を聞いて、”遊びに行きたい!”を連発していた。
お刺身を食べられるんだから楽しいと思うよ、一緒に行こうよ、と話していたし、父も誘っていた。

でも、それは永遠に叶わない夢になってしまった。

高圧電線に触れ、大火傷を負い、両足を失ったけれど、電圧には勝った!
↑が口癖だった。
実際、彼は何事にもポジティブで、プレーはアグレッシブだし、巨漢に似合わず、繊細な技で、チームを何度も勝利に導いた。
そんな、チャスクが、急性心不全で急逝してしまった。
いつも通りの日常を送っていた時の正に突然死。
チーム全員、呆然自失。
私も辛すぎるし、涙は枯れ果てるまで泣き尽くした気がする。

去年の3月、バンクーバーでは、開会式で旗手を務めた。

チューブ入りのわさび_a0169530_02798.jpg


不運にも最初のノルウエー戦で骨折してしまい以後の試合には出られなかったけど、ノルウエー戦の第1ピリオドで骨折しながら、その試合最後までプレーした姿は深く記憶に刻まれている。

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スウェーデンパラリンピック委員会がWebに公開した開会式の写真とチャスクの最高の笑顔

チューブ入りのわさび_a0169530_065674.jpg


バンクーバーでは史上最低の成績に終わってしまったTeam Sweden
今シーズンから再生に向けて動き出した矢先のあまりにも悲しく突然の出来事。
新しい選手を発掘し、ソチに出場するためにはチャスクの力が絶対に必要だったのに・・・・

私個人の思い出としては、
チャスクにはよくス語の発音を教えてもらった。それもほとんどスパルタ。
特にAの上に○がついたス語独特の文字については、何度も何度も直され、最後は半べそ状態だったことも。
そんな私を見て、↑の写真のような笑顔を見せてくれた。
グリズリーのような巨漢だけど、とーーーっても優しい人だった。

今まで、本当にお世話になりました。
私のス語はまだまだ発展途上だけど、これからも頑張ります。
辛い時はあなたのいたずら好きの少年のような笑顔を思い出します。
天国では事故に遭う前の姿に戻っているのかな?
あなたは”そんなの嫌だよ”と言うかもしれないけれど、私は、私が知っているあなたの生前の姿のままで、華麗なプレーを続けていることを願います。
どうか安らかに、衷心よりご冥福をお祈りします。

↓は彼の訃報を伝えるものです。

ス国のWebページの記事
# by kabusledge12 | 2011-01-29 00:21 | スポーツ

ご無沙汰しました

長らくここを閉じたままになっておりました。
その間、時々様子を見にいらしてくださった方々、申し訳ありませんでした。
新年を機会にまたボチボチと綴っていこうと思います。
よろしくお願い致します。

ここをお休みしていた間には、いろいろありましたが、これをお読み頂く方達のほとんどはご存知なので。
取りあえず、復活第一弾は研究のことを。

気がつけば私の博士後期課程も2年目の後半になりました。
ノンビリとオーバーしている余裕はないので、そろそろ論文に本腰を入れないといけないなあと思う今日この頃です。

冷戦終結後の安全保障
↑が修士取得後の大きなテーマですが、そこからさらに絞り込むことと、視点を決めること。
その答えは、核、そして、アメリカ合衆国の外交政策

去年の秋以降、俄かにきな臭さが増してきた東アジア情勢。
シンクタンクではその情報収集と分析をかなりやりました、というか、やらされました。
そして、どうやら2期目というのが無くなりかけてきた現アメリカ政権。
冷戦後の世界の覇権と秩序、そして、国益とは何か
これからまとめていきたいと思います。
去年、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)ボン事務所でリサーチをさせて頂いたことも、今後役立てたいです。

そして、もう一つ
真実に基づかない研究は意味が無い 政治学
検証を行うという面白さがあります。
この分野でいう”真実”とは、絶対的証拠があるかどうか、ということですが、扱う時代によって公文書が開示されるのに相当な時間が掛るのも事実。
私の修士論文も正にそれでした。
その場合様々な角度で資料を集め、またその資料の信憑性を裏付ける資料を集める、ことになります。
で、それが正しかったかどうかを確かめるのが”検証”ということになるのですが。

その方法の一つとして、新しい文献が出る、というのがあります。
目下私が心待ちにしているおニューな参考文献
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レーガン生誕100年

来月の記念日を前に財団から刊行されます。
恐れ多くも某セネターの後押しでこの財団に修士論文を贈らせて頂いたのですが、ここはまだまだ検証のための資料を持っていると思います。
去年の秋に亡くなった政権スタッフの重要人物の回顧録もそろそろ出そうです。
こういうのってミステリー好きの私には結構楽しいワクワクする作業なんですよね。
そういうところが”学者”には程遠く、”単なるオタク”なのかも。
でもね、所詮、政治を学問として、なんて言ってる人は”オタク”ですよ。へへへ。

久々なのに、思いっきり自己満足な内容に終始してしまったので、最後におまけの写真を。

さぶい冬

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# by kabusledge12 | 2011-01-13 22:28 | 研究